4年制大学の人が受ける薬剤師国家試験は、どんなものかを参考に書きました。
けっこう、6年制とは同じ薬剤師国家試験でも違いがあります。国家試験は1949年に始められて、実は最初は年2回行われていたのです。ずるいですね、私達は年に1回なのにと思うかも知れませんが、それは1988年からは年1回ですから、6年制と変わりはありません。
合格したら薬剤師名簿に登録することによって初めて薬剤師の免許をもらって薬剤師として働けるのは今も昔も変わらないです。受験者は1990年に1万名以上になり、そしてついに2008年には合格者も1万名以上になりました。
試験は全部で240問あって、配点は1問2点で480点満点です。合格するのには、総得点312点(65%)以上を取ることが求められます。ただし、実際の総得点は試験ごとに違います。それは、問題の難易度を補正して計算して求めるからです。
それと合格には、試験の科目の得点が全て35%以上という条件も満たす必要があります。試験の科目は以下の4科目で、2日間で行われます。
1日目午前 基礎薬学 60問
1日目午後 衛生薬学 40問
1日目午後 薬事関係法規及び薬事関係制度 20問
2日目 医療薬学 120問
しかも、必ずしも各分野の範囲内から出題される訳ではなく、複合的な問題が出題されることもあります。
試験の合格者は、厚生労働省や地方厚生局・支局に受験地、受験番号を掲示されます。氏名を発表しないのはプライバシーの考慮でしょう。また合格者には合格証書が郵送されます。
4年制の大学薬学部を卒業すれば薬剤師国家試験を受けられますから、東大・京大などの学生も受験をしますが、薬剤師免許になろうという意識はあまりなく、合格率は高くないです。
これが、薬剤師国家試験に受けるには6年制の大学薬学部を卒業しなければならなくなりますと、これまで大学院で研究をしたりするつもりで4年制の大学薬学部を卒業する東大や京大などの人は、国家試験を受けられなくなります。
もともと薬剤師になるつもりもない人が、試験を受けることがなくなりますから、これはいいことだと思います。