登録販売者(登録販売士)とは薬剤師とはどう違うのでしょうか?
登録販売者とは、ドラッグストアなどが新規出店をして薬剤師が不足していて、結果的に薬剤師の人件費が高騰していることが原因で作られたとも言われていますが、登録販売者が売れるのは、あくまで薬品の一部だけです。ですから、これまで売ってきた薬品を登録販売者が売れる薬品だけに限定するなら薬剤師を雇わないことも可能ですが、そうしてまでドラッグストアが店を増やすかわかりません。
では登録販売者はどこが雇うかというと、たぶんコンビニエンスストアなどが薬品を取り扱いたい時に雇うのではないかと思います。ただ、それも24時間コンビニが開いていて、登録販売者を1人雇えば24時間薬品を売っていいのだろうかとか、そもそも全部のコンビニで登録販売者が雇えるようになるのはいつのことでしょうね。
薬を売る時に登録販売者と較べた時に、薬剤師であるという大きな違いは次の二点です。
①第一類医薬品を販売できる
②処方せんに基づいて、薬を調剤をできる
また薬剤師は単に薬を売るだけでなく、副作用などを考えたり、服薬指導をしたり、医薬品情報(DI)を看護士や医師に伝えたり、かなり幅広く仕事はあります。
第一類医薬品というのは、医薬品には第一類医薬品、第ニ類医薬品、第三類医薬品があり、そのうちの第一類医薬品は使用に関し特に注意が必要な医薬品を言います。それはよく効く薬は、それだけ危険性も高くなるわけで、それを考えられる人(薬剤師)でなければ売れないわけです。
ですから、通常ある風邪薬より医者の薬の方が治りが早いと言われるのは、当然のことで、同じことが薬剤師がいる薬局やドラッグストアの売る薬の方が、登録販売者のいるコンビニの売る薬より効く薬があるわけです。
またこれまで医師が処方箋を書いて初めて買えた薬を、処方せんなしで買えるようにしていますが、多くの薬は第一類医薬品になりますから、登録販売者では販売できません。
ですから、薬剤師の方が「仕事がなくなる」とそれほど心配するのはなさそうです。
だが、現実にはドラッグストアでも薬剤師がいない時には、薬を売れないはずなのですが、実際は「薬剤師でなくても大衆薬を買いたい」という人々の要求に売られていたこともあります。
ですから、登録販売者がどこまで薬を売るのに役に立ち、またどういう弊害があるかは2009年から実際を見てみましょう。
ちなみに、登録販売者は国家免許ではなく、国家資格だが免許者は都道府県知事です。