薬剤師国家試験は、多くの薬学部を卒業した人が合格を目指す試験です。何しろ、薬剤師になろうと思ったら、これに受からなければなりません。
その薬剤師国家試験の合格率はどのくらいだと思います?国家試験でも、旧司法試験は非常に難しくて、大学を出てから平均5年はかかると言われていて、最初は1949年にやって10.9%でしたが、2007年はわずか1.1%の合格率です。
幸い薬剤師国家試験はそんなに難関ではありません。
2007年の国家試験は、厚生労働省が発表しますが、これによると合格率は75.58%です。つまり、4人に3人は受かるわけです。
その大学ごとの受験者数と合格者数が発表されますから、合格率を見てみると、ちょっと考えさせられます。
大学の偏差値が高ければ、合格率は高いのではと思いませんか?ですからたぶん、司法試験とか国家公務員一種試験などは東大が一番いいのでしょう。これは理にかなっていると思いますね。
ところが、薬剤師国家試験では一番は九州保健福祉大学です。120名が受験して117名が合格して97.5%です。あと90%以上は近畿大学です。これも両方とも私立大学です。
では、東京大学や京都大学はどのくらいの合格率でしょうか?80%台だと思います?そのくらいは、あの偏差値だから期待しますよね。ところが、そうではないのです。
では、せめて平均の75%よりは上ですね。
いえ、それが・・・違うのです。
それでは、まさか70%もいかないのですか!!
そうなのです。
東京大学が63.57%
京都大学は、なんと56%
です。
最下位はさすがに第一薬科大学が34.69%ですが、京都大学はブービー賞です。東京大学でも、下から数えて5番目です。
何故、こんなに合格率が悪いのでしょうか?それは、一つは私立大学は国家試験合格をほとんど唯一の目標にしていますから、その受験勉強をはじめとしてとにかく国家試験に対した体制があるのです。でも国立大学は、そんなことは本人がやることだからと、協力体制も乏しくて、自分任せなのです。ですから、薬剤師になろうと考えているのならば、大学は私立の方がいいのです。
ですから、東大で薬剤師国家試験をそもそも合格しよう、薬剤師になろうと思う人はあまりいないようです。たぶん、腕試しのつもりで受けて、受かっても薬剤師になる気はない人が多いと思います。
ただ、現役(新卒の受験)ではなく、後で受験する人は本当に薬剤師になろうとしていると考えられます。
では、その人たちが、それだけ合格率がいいかというと、どうもそうではないのです。