薬学部の共用試験はCBTともうひとつはOSCEです。共用試験は、長期実務実習では薬剤師免許を持たない学生が、実際に調剤業務や患者と向かい合い服薬指導を行うことから、基本的な知識・技術・態度が身についているかを問います。
知識はCBTで評価して、OSCEでは実技試験によって薬剤師としての基本的技能・態度を評価する臨床能力試験であります。
基本的技能とは、薬剤師ならば当然するさまざまな薬を扱う技能をいいます。具体的には無菌操作の調製、散剤の調製、水剤の調製、薬剤の調製などの調剤技能をいいます。
また基本態度とは、医療面接や服薬指導をするにあたって、コミュニケーション能力が問われることをいいます。具体的には、身だしなみやふるまいが落ち着いたものであり、アイコンタクトや声の大きさやていねいでわかりやすい言葉使いも必要です。そして何よりも患者のために共感的態度と積極的な傾聴の姿勢を持っていなければ、信頼される薬剤師にならないのです。ですから、模擬患者に対して親切で思いやりのある薬剤師であることが求められます。
試験は、受験学生が調剤をしたり、模擬患者に対しては医療面接をしたり情報を提供してみせます。その受験学習に対して、評価者はあらかじめ設定された「評価表」のチェック項目をチェックして、それぞれの技能やコミュニケーション能力などを評価します。OSCEでは、模擬患者と受験生と評価者(3人と思われる)で行い、敬語を使うことなども調べるようです。「えっ、敬語なんて。使えない」なんて、とまどう人も多いかも知れません。
OSCEもCBTと同様に、80%程度の正解を合格の基準にしています。
参考に、静岡県立大学薬学部のOSCEビデオ教材があります。